ミスター・ビーンの面白さは、セリフに頼らず、表情と動きだけで笑いを生み出すところにあります。1990年にイギリスで放送が始まったテレビシリーズには、何度観ても笑ってしまう名場面がたくさん詰まっています。
「名前は知っているけれど、ちゃんと観たことはない」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、初めての方でも楽しめるミスター・ビーンの名場面を5つ選んでご紹介します。
1. 試験会場でのカンニング騒動
シリーズ第1話に登場する、試験会場のシーンです。ビーンは試験に臨みますが、どうやら準備は万全ではない様子。隣の受験者の答案をなんとかのぞこうと、あの手この手で体をひねり、ペンを落とし、表情をくるくると変えていきます。
静まり返った試験会場という「笑ってはいけない」空気の中で、ビーンだけが落ち着きなく動き回る。この対比こそが、ミスター・ビーンらしい笑いの原点と言えるでしょう。
2. ビーチでの着替え
同じく第1話から、海辺での着替えのシーンです。人目を気にしながら、ズボンを脱がずに水着に着替えようと奮闘するビーン。誰もが一度は経験したことのある「ちょっと恥ずかしい場面」を、ここまで大げさに、しかも真剣に演じられるのはローワン・アトキンソンならではです。
セリフがほとんどないので、言葉が分からない子どもでも状況がすぐに伝わります。ミスター・ビーンが世界中で愛される理由がよく分かる場面です。
3. レストランのステーキタルタル
誕生日をひとりで祝うためにレストランを訪れたビーンは、メニューの内容がよく分からないまま注文してしまいます。運ばれてきたのは、生のひき肉料理であるステーキタルタル。とても食べられないと気づいたビーンは、店員に気づかれないよう、料理をあちこちに隠そうとします。
パンの中、花瓶、さらには思いもよらない場所まで。ビーンの「バレないように」という必死さが、見ている側の笑いを誘う名場面です。
4. クリスマスの七面鳥
クリスマスをテーマにしたエピソードでは、七面鳥の調理中にとんでもないハプニングが起こります。詰め物をしようとするうちに、ビーンの頭がすっぽりと七面鳥の中にはまってしまうのです。
前が見えないまま部屋の中をよろよろと歩き回る姿は、シリーズの中でも特に有名なシーンのひとつ。クリスマスシーズンになると思い出すファンも多いのではないでしょうか。
5. 屋根の上のアームチェア
大きなアームチェアを買ったものの、車に積めないビーン。そこで彼が思いついたのは、椅子をミニの屋根に固定し、その上に座って運転するという大胆な方法でした。ひもなどで工夫して車を操作しながらロンドンの街を走る姿は、まさにビーンにしかできない発想です。
ビーンの愛車であるミニについては、Mr.ビーンのミニクーパーの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
ミスター・ビーンの名場面に共通しているのは、日常のちょっとした出来事を、ビーンが自分なりの方法で乗り切ろうとするところです。そのずれた真剣さが、国や世代を超えて笑いを生み出しています。気になるシーンがあった方は、ぜひMr.ビーン DVDなどで本編をチェックしてみてください。



